出願書類について

(2014/08/31公開)

このページでは、実際に大学院に出願することを思い立った際、まず何を確認したら良いかをまとめてみたい。というのも、僕が大学院に出願するとき始めに困ったのは「どのページを見て」「どのような情報を集め」「どこに」「何を」「どのように提出すれば良いのか」という初歩的かつ重大な問題だったからだ。周りに協力者がいない場合、これらの問いに自分で答える事は難しい。このまとめが同じ問題に悩む人の一助となれば幸いだ。

なるべく正確な情報を記載するように心がけるが、なにぶん経験から話をするので、全部が絶対正確とは言い切れないし、アメリカの文系修士に焦点が合ってしまう事を先にお断りしておく。

【(文系)大学院応募の際に必要なもの】
JASSOの『海外留学FAQ-よくある質問集』(http://www.jasso.go.jp/study_a/safaq_main.html)の「Q39:出願にはどんな書類が必要ですか?」の答えは以下のようになっている:

A39:願書と財政能力証明書が基本です。
  • 大学などの高等教育機関の場合は、このほかに、志望理由書や研究計画書、履歴書、卒業(在学)証明書、成績証明書、語学・学力テストの証明書、推薦状などが求められます。国によっては健康診断書が必要な場合もあります。芸術系など、専攻によっては作品の提出が求められることもあります。
  • いずれの場合も、必ず学校のウェブサイトやカタログで必要書類を確認しましょう。
  • すべての書類は、その国の言語または英文で作成する必要があります。

まさにこの通りである。付け加える事はない。笑

ということでこのページのポイントは、実際の大学のウェブサイト上においてどこに、どのように出願情報が記載されているのかをまとめる事にある。
まず抑えておいてほしいのは、出願書類は「大学そのものに出す書類」「行きたい学部に出す書類」の二種類があるという事だ。よって前者は大学のホームページ後者は学部のホームページを調べる事になる。
ハワイ大学を例にとって説明しよう。まずハワイ大学のトップページ(http://manoa.hawaii.edu/)に行き、AdmissionsというページのGraduate Admissionsに飛ぶ(これは大体どこの大学も一緒)。



必要な情報は全てここに記載されているが、ここでは必要書類を確認するために"Documentation Requirements"をクリック。



するとご覧のように、必要な書類とその説明が書いてある。もう一度言うが、これらは全てハワイ大学のOffice of Graduate Educationに提出する。


締め切りを調べたければ"Deadlines & Notification"のページへ。



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これで大学のホームページは終わり。次に学部のウェブページに行く(ここではSLSを例に)。

まずSLSのホームページ(http://www.hawaii.edu/sls/sls/)に行き、先ほどと同様Admissionsから"MA Admissions"を選ぶ。



一番上に締め切りが書いてある。


中程に必要書類やTOEFL/IELTSの必要点数。これらはハワイ大学のDepartment of Second Language Studiesに提出する。



うちの学部の場合、ご丁寧にチェックリストがついている。

最後に提出方法について。大学によって様々だが、経験上書類の提出は

  • 願書→自分で記入し、オンラインで提出
  • TOEFL/IELTS/GRE→ETSなどのホームページから、オンラインで提出。Unofficial Copyを郵送で提出するよう求められる場合もある。
  • その他の書類(推薦状、エッセー、研究要旨etc.)→通常郵送だが、オンラインで提出する場合もある。スキャンして送る事を求められたりもする。

となる。あくまで自分の経験に基づいているので、この辺りは大学と学部のホームページでよく調べる事。

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ということで、出願書類についてまとめてみた。
大学によってフォーマットは違えど(それがややこしいんだけど)、大体必要事項は以上の手順で確認できる。「どの書類を」「どこに」「いつまでに」提出するかが分かったら、そこから逆算してエッセイを書いたり、TOEFL/IELTSを受けたり、推薦状を頼んだりする。多くの大学で「推薦状は後回しでも良い」とか「この書類は締め切り厳守」とか、締め切りに多少の誤差があったりするが、もちろん早めに出すに越したことはない。1月1日がPreferred Deadlineであるハワイ大に2月に出願した僕が言うんだ。逆に説得力もあろうというものだ←

また、海外は事務手続きが日本よりいい加減な面があるので、提出した(はずの)書類が向こうで消滅したりする。EMSの追跡サービスを使うなどは勿論、心と時間にゆとりをもって行動しよう。
これも、僕が言うんだ。間違いなくその方が良い。笑




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